浪分神社

先週は大震災から3年を迎えました。
私共は復興支援へのつながりから仮設にお住まいの方や
被災地でのお手伝いをされている方を含め、本当に様々な人間とお会いしました。
力強いご老人ともなると被災されているにも関わらず
戦時中はもっと大変だったと、当時の体験談を真剣にお話しして下さる方もありました。
けして比べるべき題材ではないのですが、困難な状況に於いても
昔の日本人の精神力はもの凄いのだと痛感する場面でもございました。

また葛藤の中、人を助ける道を選んだ若い支援団体の方々
経済的に大きな負担を背負ってしまう事を知り得えたうえでの行動
私は心から尊敬の気持ちで接しておりました。
もちろん美談だけではございません。
地域ごとの派閥が大きくなっていたり、支援をよそにギャンブルに散財してしまう等
沢山の問題点も生まれているのですが、関わる全ての人間が
生きる事に真っ向から挑んでいる事を感じる事が出来たのです。

浪分神社

今年の3月11日、私は仙台に滞在しておりました。
と申しましても御縁が多い地域、毎月の様に行き来しているのですが
以前から訪ねておきたい場所がございました。
若林区霞目の道路沿いに佇む小さな社でございます。
長年気にも留めず素通りしていた為、足を止めたのは今回が初めての事
建物の名は「浪分神社」

1703年8月16日に小さな祠として現在地より400m程海側に
創建されたのですが、1835年に現在の土地に移されたそうです。

浪分神社に建てられている看板の由来を読んでみると
…古老の談では、大津波あり幾度となく押し寄せ多くの被害を出したが
白馬に跨った海神が現れて、この大津波を南北二分して鎮めたと伝えられている。

過去に何度も襲ってきた津波の被害を後世に伝える為に
伝説として残してくれた大切なメッセージを、気にかける事なく過ごしていたとは
物事には全て意味があるのだと、改めて考えさせられてしまいます。
何しろ、この場所は海からは7キロは離れている地点
未だに信じられません。

この様な口伝を私達の世代が積極的に調べて、また後世に伝える事が
先人たちが願い続けた事なのでしょう。
ひょっとすると、繰り返しているだけなのでしょうか。
100年後、200年後、どんな世の中になっているかはわかりませんが
過去の歴史を振り返った時に、気が付いてもらえる様
小さな言い伝えでも意味を考え
更に伝え続ける事が、現代人にとって大切な使命の様な気がするのです。

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